死者の声に耳を傾ける。

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今日はちょっと真面目に…

人は生まれた以上、必ず訪れるのは死です。

その死がいつ訪れるのかは、基本的には誰も知ることができません。

「若くてまだまだたくさん生きれていいね」と言っても、「年寄りなんでお迎えがもうすぐ来るんです」と言っても詰まるところ結局その時が来てみないと分からないわけです。

だからこそ近しい人の死や、かわいいペットたちの死が、いつの日も突然訪れ、残された人達は悲しみにくれることが多いのかも知れません。

ですが、よく考えて見てください!

亡くなった人や、ペットたちはあなたを悲しませようとして旅立っているでしょうか?

「悲しむがよい」と言って旅立つような方たちですか?

それは皆さんがよーく知っているはずです。

亡くなった方は、私たちお坊さんが葬儀の時に引導作法を行い人としての役目を終え、全ての未練をたちきって仏様としての一歩を踏み出して頂いているんです。

「私は仏様としてみんなのバックアップに回るから、みんな仲良く、元気に過ごすんだよー!」って言ってくれていませんか??

引導作法は亡くなった方と、僧侶の対話だと思っています。

にわかに信じ難いかも知れませんが、私は引導作法を終えた時に仏様から「ありがとう」「これからの歩みが楽しみ」「みんな心配すんな」などの言葉を受け取ります。

みんな笑顔で旅立たれるので、実は私も笑顔で見送っているんです。

でもこれは何も私だけが持ってる特殊能力ではありません。人間誰でも受け取れます!

自分の感情を一方的に亡くなった方へ押し付けてませんか?

近しい方やご先祖さまたちがどんな思いで旅立たれたのか、お盆を前に少し話しかけてみてはいかがでしょうか。

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